習い事がある生活

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レゴ(LEGO)を制す者はプログラミングを制す

長い間、世界中の人々からブロックの玩具として親しまれているレゴですが、その名前の由来は【よく遊べ】という意味をもつデンマークの単語「leg godt」の略語だそうです。

現在の形のブロックは今から60年前の1958年に発売され、当時のブロックと2018年の今発売されているブロックはピッタリと重なります。見た目はシンプルでも数ミリの誤差もないその精密さが、世代を超えて多くの人々に愛される魅力の一つなのではないでしょうか。

創造力と発想で無限に広がる世界

レゴブロックには、説明書を見ながら作り上げるパッケージされている商品と、ブロックのパーツのばら売りがあります。レゴ社の商品開発のコンセプトには、機能性ではなくストーリーで売れという理念があるそうで、子供たちがストーリーを想像して、パッケージされているものに更にパーツを足して、オリジナルの個性豊かなストーリーを作って楽しむ事も可能です。

細かすぎるぐらい丁寧な設定とキャラの魅力、こんなお家に住んでみたい、こんな車に乗ってみたい、船の中はこんな風になっているんだ、とブロックを片手に子供の発想は無限に広がります

子供の頃のブロック遊びが、大人になって何の役に立つのか。これを実感するのは難しいかもしれませんが、例えばビルは一つの大きなコンクリートの塊ではなく、いくつもの小さな資材が合わさって出来ているんだ、それらを組み替える事で全く別の意味をもつ物になるんだ、という事を子供ながらに理解していれば、頭の中で想像して何かを組み立てるという事に脳が慣れているので、将来はシステムやエンジニアの領域でもその能力を発揮できることでしょう。

指先を動かし脳に刺激を与え、空間を認知して作品を作るという環境に幼いうちから慣れさせておけば、そのうち他人が作ったものを見ただけでその構成が理解できたり、改善要素を見つけ出したり、それを安易に読み取ることができるのが当たり前になってきます。

お子さんがレゴブロックで何かを作った時は、「凄いね~上手だね~」で終わるのではなく、是非どんなストーリーがあるのかを訪ねてみて下さい。そこには想像を遥かに超えた独自の世界が広がっているかもしれません。

レゴスクールで問題解決力を身につける


株式会社ラーニングシステム社が運営する レゴスクールがあるのはご存知でしょうか。
レゴブロックと遊びながら学べる場所として、多くのお子様が通われています。2018年10月には池袋校が開講するのに先駆けて、小2の息子を連れて体験教室に参加してきました。

体験教室は女性のインストラクターと自己紹介をする所から始まります。机の上にはタブレット端末と教材のブロックがあり、インストラクターの指示ではなく、全てタブレットに入っているソフトウェアの説明書を使って組み立てます。

普段、良く目にするブロックの他にモーターやスマートハブ、センサーも搭載した【オタマジャクシ】のロボットが作れるキットになっており、最終的にはスマートハブをタブレットに接続し、プログラミングソフトウェアで【オタマジャクシ】を動かします。
体験に付き添った親はじっと見ているのではなく、少し離れた机で全く同じキットを組み立てます。特にインストラクターの助けは必要ないものの、細かいパーツを見つけ出すのと正確な位置、向きを把握するのに手こずった部分があり、これ本当に動くのかな?と少し不安でした。

また、体験を受けた子がもう一人居て、その子のお父さんとペアを組んで組み立てるように言われ、初対面の大人が気まずい空気の中、どっちかがパーツを見つけて、どっちかが組み立てるといったように、作業を分担しながらそそくさと作りました(笑)

レッスンは【オタマジャクシ】を作って終わりではなく、“オタマジャクシを池まで返そう”というミッションが与えられ、子供たちは池までの道のりを頭で考え、何秒間モーターを動かしたら池に到着するのかをプログラミングします。

実際にやってみると、池をわざと避けるように遠くへ逃げてしまったり、池の一歩手前で後退りするかの如く、バックをしたり。うちの子は悔しそうにしながら、何度も何度も挑戦していました。

スクールでは自分の指示通り動いた時の達成感、上手くいかなかったときの悔しい気持ち、じゃあどうしたら問題は解決するのか、と考える力。更には改造したり、自分で発明したものを発表することでプレゼンテーション表現力も身につくそうです。

答えは一つではなく子供の数だけあるという前提でレッスンは展開されているので、問題解決に繋がる道筋を自分でいくつも探し出し、あらゆる視点から物事を見極める能力を養いたい方には、最高の学びの場ではないでしょうか。

夢の国 レゴランド・ジャパン


2018年9月23日。子供の4歳の誕生日記念に名古屋にある レゴランド・ジャパンに行ってきました。パークに到着すると門の前にはレゴで出来ているロボットがお出迎え。模型ではなく近づくと喋りかけてくれます。辺り一面がレゴの世界観に子供たちは瞳がキラキラ。

秋のシルバーウィーク真っ只中でしたが、ディズニーランドの様な異常な混雑はなく、乗り物の待ち時間は長くて30分前後です。また、待ち時間に子供が退屈しないように、レゴブロックが置いてあり、列に並びながらブロックをやって待てるという工夫がされていました。

パーク内のレストランは2箇所利用しましたが、値段設定はやや高めという印象で、特別味が美味しい訳ではないので、また利用したいとは思えない所が残念でした。一日楽しめるというコンセプトがあるからには、食事の提供にもう少し力を入れたらもっとファンが増えるんじゃないかと個人的には感じました。

パークに併設されている レゴランド・ジャパン・ホテルは更に子供達の冒険心をくすぐる仕掛けが沢山あり、子供達が大はしゃぎする姿をあちこちで見かけました。すべての客室にはテーマがあり【キングダム】という部屋を予約しましたが、内装全てにレゴの世界観が溢れており、アメニティもレゴ一色で徹底されていました。
部屋には宝箱があり、鍵がかかって開かないのですが、一枚の紙にヒントが書かれており、そのヒントから答えを導き出せば、宝箱に入っているお宝をゲットする事ができます。まるで宝探しをするように子供は夢中になり、親子で考えながら一緒にワクワクする、そんな時間が過ごせました。

宝箱の中身はレゴブロックの小さなセットが入っており、鍵が開いた瞬間は子供のテンションもマックスになり、とことん子供を楽しませてくれる、それが約束された素敵なお部屋でした。

夕食はホテル内のレストランでブッフェを利用しましたが、こちらも内容の割に値段が少々高めかな、という印象を受けました。名古屋名物の味噌カツ、手羽先、名古屋コーチン親子丼などご当地の味は楽しめるのですが、大人4000円、子供2000円という値段を払うなら、外でもっと美味しい物が食べたかったな、というのが本音でございました。

とはいえ、今回の旅の主役は4歳になった次男です。レストランでは子供が誕生日だという事を伝えると、レゴブロックで作ったオリジナルのケーキをテーブルに運んでくれ、バースデーソングを歌ってお祝いしてくれました。

ケーキの上に乗っているイチゴもブロックで出来ており、スタッフのお姉さんが「はいどうぞ!あ~ん!」としてくれると、照れくさそうにしながら食べるマネをしていました。そのケーキはズッシリ重たく立派なオブジェなので、頂けるハズはなく写真を撮って返却しました。

ケーキは本物じゃないんだ、と少し寂しそうにしていた次男には、部屋に戻って内緒で買っておいた本物のケーキで改めてお祝いをしました。誕生日という一年に一度の特別な日を、今年はレゴランド・ジャパン・ホテルでお祝いできた事を、子供はいつまで覚えているかわかりませんが、かけがえのない子供の笑顔が沢山見られて充実した旅となりました。

まとめ

レゴブロックのキャラクターの背景や世界観などは、よくある子供向けの幼いタッチではなく、どこかオシャレで洗練されたデザインなのが、大人からも愛される魅力なのではないでしょうか。レゴブロックを片付けるおもちゃ箱一つとっても、カラーが豊富でブロックのデザインが可愛く、見せるインテリアとしても大人気です。

みんなが知ってるレゴブロックは、おもちゃという概念を超えて今後はプログラミングを養いたい人向けの習い事としてもどんどん認知されていく事でしょう。

最後に・・・レゴランド・ジャパンのミニランドというエリアには東京、京都、大阪、名古屋の街並みがブロックで再現されていました。このエリアでは10,496,352個のレゴブロックが使われているそうで、もの凄いクオリティーの高さでした。

↑レゴブロックで再現された街並みと秋の空