娘の空手の先生に猛烈に惹かれて
当時、娘が12歳、私が36歳の時の実際にあったお話です。
自分が子供時代、空手や柔道などに憧れておりましたが、色々な理由で自分自身は習えなかったので、自分の子供ができたら男女問わず習わせたいと思っておりました。
そんな矢先、ママ友が息子くんを空手へ通わせると言うので、私はこのタイミングを逃さない様にと娘を連れて体験に参加しました。最初はあまり乗り気ではなかった娘ですが、体験がとても楽しかったようで、その場で入会する事になりました。子供のうちの習い事は“道”がつくものを習わせたかったので、娘がやる気になってくれて凄く嬉しかったです。
若いのに気が利く先生
娘の指導をしてくれる師範はまだお若い先生とベテランの先生の二人で、曜日によって違う事が分かりました。娘と私は若い指導者の方が何となく相性も良くて、仲良しのママ友とは違う曜日になってしますが、相性が良い若い指導者を選びました。
週に1度の練習なので、最初の挨拶と帰りの挨拶と少し言葉を交わすことができるのですが、お若いのにとても気の効く指導者の方なので、一気にファンとなりました。最初の1年間は毎回練習を見学して、そのまま娘を連れて帰りましたが、2年目はもう5年生になるので、1人で行くからと言われてしまい、先生にはなかなか会えずの日々になりました。
親子キャンプをきっかけに急接近
しかし、夏に親子で参加できる1泊のキャンプがあると言う事が分かり、娘が5年生の夏休みに初めて参加しました。会ったことのない指導者の方や違う支部の師範なども沢山来ていて、凄く盛り上がりました。昼間は子供メインの行事でしたが、夜は大人だけでお酒も酌み交わしました。
その時に始めて、私が好意を寄せている指導者の方とゆっくりお話をする事が出来ました。
先生は25歳の独身でその時は恋人もおらず、何とかメールと電話交換までたどり着けました。
ついに2人で食事に行くことに
1年間はたまにメールをする程度でしたが、ついに私の気持ちが抑えきれなくなり、バレンタインの時に先生の家にチョコとプレゼントのスニーカーを贈りました。すぐにお礼の電話があり、一度だけ食事に付き合って欲しいとお願いして、ついに2人っきりで食事に行く事になりました。
幸せなひと時は束の間、私の気持ちは嬉しいけれど、教え子のお母さんとしか思えないとそこでハッキリ言われてしまいました。当時はかなり落ち込みましたが、後々思うととても常識があった先生だった様に思います。
その後、娘は中学生となり部活中心の生活となった為、空手は辞めてしまいましたが、今でも先生を思い出すほどに、とても素敵な方でした。