習い事がある生活

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習い事で親が大変な4つのこと

アレコレやらせてるけど、辞めるタイミングがわからない

三つ子の魂百までというように、幼い頃から何でも経験させてあげたいご家庭が増えてきている現代、リトミックベビースイミングなどは0歳から始められる習い事としても有名です。確かに日中お母さんと二人っきりでお家で過ごすよりは、同じ月齢のお友達と触れ合いさせる方がお母さんの気分転換にもなり、環境的にも良いのでは、と感じます。

では、幼い頃からあれもこれもと習い始めた習い事は、一体いつまで通い続ければいいんだろう?年齢が上がるにつれて、学校の勉強、部活動との兼ね合いも考えると、趣味の習い事をこの先何年も続けるのは・・・。塾が必要になった時の為に教育費の貯蓄もしなければ。今は楽しんでるけど、先を見越して辞めさせるべきか?辞め時がわからないと悩む親御さんが多いそうです。

人気の習い事は大まかなカテゴリーに分けると、スポーツ系音楽系武道系学習系の4つのカテゴリーに分類されます。

スポーツ系
水泳、サッカー、野球、バスケ、ラグビー、陸上、体操、ダンス、バレエなど
音楽系
ピアノ、声楽、楽器、リトミックなど
武道系
空手、柔道、剣道など
学習系
塾、英語、習字、プログラミング、ロボット教室など

未就学児は趣味としてピアノ、水泳、サッカーなどを習わせるご家庭が多いですが、小学校へ上がると、学校の授業の補填として学習系の習い事をさせるご家庭が増えてきます。幼い頃からその才能を見込まれて、将来はオリンピックを目指しています!というよっぽどの逸材でもない限り、趣味の習い事より、学校の勉強やクラブ活動を優先させる傾向にあります。

辞め時は子供に選択させるのも勿論ですが、一つの目安として、小学校、中学校に上がるまで、という環境の変化に合わせて一区切りをつけるのがよくある手段ではないでしょうか。新しい生活環境の変化に慣れないうちに毎週習い事が詰め寄ると、親も子供も息切れしてしまいます。また、お世話になった先生に辞める事を言いにくい人も、この退会理由なら一番スマートですね。

時間的な理由や費用面で習い事の整理時だと感じている方は、子供がどれだけ真剣にその習い事に向き合っているかどうかも、一つの物差しになる視点ではないでしょうか。お友達に会えるのが楽しいから、などとダラダラ通い続けるのではなく、目標を設定してみるのもいいでしょう。

例えば、水泳ならバタフライが泳げるようになったら、またはタイムが何秒を切れたらとか、空手なら段をとれたら、ピアノならコンクールを目指したいのかどうかなど。それによっては、学校そっちのけで親も全力でサポートにあたり、習い事が第一優先でも問題ないと思います。

折角今まで積み上げてきたものが無駄にならないギリギリの設定で一区切りをつければ、基礎が出来ているので、習わせて無駄だった何てことにはならないでしょう。あれもこれもやってみたい!という子供の気持ちに応えてあげるのは素晴らしいのですが、先を見越して一区切りの着地点を話し合うことをお勧めします。

正直、親同士の関わりが面倒くさい

習い事に行く際に親の送迎が必要な場合、習っている子の親と毎週顔を合わせるので、挨拶や世間話などの会話をする場面があると思います。また、親が係などの役割を与えられ、チームをサポートするような習い事だと、親同士のコミュニケーションがとても重要になってきます。

そんな中、共働きで数少ない貴重な休みも、子供の習い事に時間を割き、気の合わない親との下らない世間話に、愛想笑いを浮かべることが、ストレスに感じる気持ちもよく分かります。しかし、うちは一切関わりません!というスタンスでいこうものなら、あっという間にボスママ的存在によって打ちのめされるのが厳しい現実です。

子供の習い事が生活の中心になると言っても過言ではないぐらい、親の役割が必須なものもあります。習い始めてから「こんなはずじゃなかった!」とならない為にも、親同士の関わりが濃厚で有名な習い事を挙げてみました。

スポーツ少年団(サッカーやミニバス、野球、ソフトボールなど、小学校の校庭や体育館で行うもの)
主な親の役割・・・お茶当番、試合などの車当番、飲み会、運営資料作り、地域行事への参加、合宿サポートなど

ダンススクール
主な親の役割・・・大会、オーディション、イベント毎の発表会の衣装作り(親が相談してチームでお揃いのTシャツを作るなど)練習時のビデオ場所取り争奪戦(子供が自宅練習をするのに親がビデオに撮って振りを覚えさせる)

こうしてみると、チームスポーツは親の役割が多い分、関わりも濃厚になってくることが推測できます。武道系の習い事や、ピアノ、水泳などの個人種目は、送迎時に顔を合わせるぐらいで、特に周囲の親と関わらなくてもその技術は習得できます。

トラブルを回避する為には

トラブルというのはトラブルメーカーがいる所に起きやすいのですが、なるべく関わらないに越したことはないでしょう。主役は何といっても子供です。誰のための習い事なのかを今一度考えましょう。習い事を待つ間の時間、ママ友グループが仲良く会話しているのを見かけますが、その輪に入りたくなければ無理に付き合う必要はありません。

その時間は買い物に出かける、家事をする、自分の一息つく時間に使うなど、関わらなければ揉め事のきっかけも減ります。年齢が小さくどうしてもその場に居なければならない時は、無理に会話に混じらず、子供の様子をメモにとるのもいいでしょう。

子供が続けたいのに、親の関わりがストレスで辞めさせる結果になってしまっては、一番の犠牲者は子供になってしまいます。習い事はママ友を作る場ではありません。子供の才能を伸ばしてあげる事に焦点を合わせましょう。

また、子供がチームスポーツに興味を示したのなら、親子共々協力し合って、チームに貢献するのがやはり一番です。習い事は親あってのもの。そういう環境だということを念頭に置いて、とことん関わる覚悟をもって飛び込むのなら、こんなはずじゃなかったという事態を避けることができるのではないでしょうか。

送迎に時間をとられるのが嫌です

今はあちこちに塾やピアノ教室があり、昔に比べると電車で通うなんて事も減ってきたのかと思いますが、やっぱり送迎につかう時間や労力が大変と感じてる親御さんが多いのも事実です。兄弟別々の習い事をさせている家庭は、送迎のはしごで一日が終わるなんて事もよくある話です。

共働き世帯が多い現代で、習い事させてあげたいけど、送り迎えが出来ないことを理由に、それを断念せざるを得ないという家庭もあります。うちの子は通っていた認可保育園で、週に1回先生が近所のティップネスに連れて行ってくれるサービスがあったので、卒園までスイミングを習わせてあげる事が出来ました。

そういった独自のサービスを行う保育園や、ファミリーサポートなどを頼ってみるのも一つの手段かな、と思いますが、最近は送迎の手間をなるべくかけなくても習えるおけいこが増えているのも特徴です。

送迎バスがあるスイミング、体操教室
オンライン受講(英語、プログラミング、通信講座)
家庭教師   (国語、算数、英語など)

オンライン受講のメリットは何といっても送迎の手間が省ける事。これがきっかけで受講される家庭がほとんどの様です。あとは、ベビーシッターのサービスで人気のキッズラインなども、ワーキングママの強い味方になってくれそうです。「送迎が出来ないから諦めてね!」と言う前に、別の手段も検討してみましょう。

子供が行きたがらない時があり困ります

子供の強い希望で習い始めたのに、しばらくすると行きたがらない、なんてことよくありますよね。特に家庭での練習が必須なピアノなどは、先週言われた課題をやらなかったから行きたくないという気持ち、本当によくわかります。私もそうでしたので(笑)

また、習い事がスポーツの場合、どうしても結果を求めてしまいがちですが、スポーツはそもそも楽しむものであって、上手くなることが前提として通わせている親御さんが多くないでしょうか?親のプレッシャーが重たい、センスがない、いつまでも上達しないから面白くない、そのような負のスパイラルでモチベーションが下がってしまった子が、ついには『行きたくない』となってしまいがちです。

そんな時は、友達とのコミュニケーションの場なんだよ、ただ単にボールを蹴るのを楽しむ場でいいんだよ、と声をかけてあげて、いろんなスポーツの形があることを教えてあげられたら、少しは気持ちがラクになるかもしれません。

もう一つ行きたくない原因が、ただ単に疲れている。寒いし、だるいから行きたくない。これもよくあるパターンです。行ったら楽しいんだけど、行くまでが億劫に感じている様子。週に何個も習い事を掛け持ちしている場合は、生活習慣を見直す必要がありますが、こんな時我が家では、月謝が勿体ないと言いたい所をグッと我慢して、「休んでいいよ」と言います。

大人は自由に行くことも休むことも選択できますが、子供は親の許可が降りなければ自分で選択することが出来ないからです。これでサボリ癖がついては困りますが、親が逃げ道を塞いでしまっては、信頼関係も無くなってしまい、辛くても無理をしてしまう子供になってしまうかもしれません。それで心と身体を壊してしまっては、無理させてしまったことをずっと後悔してしまうと思うからです。

まとめ

子供の習い事における【親が大変だと感じること】を上記に挙げてみましたが、どれも「子供のためなら苦にならない、大変だなんて感じない」と思う方も勿論いると思います。

2020年、大きな教育改革が進む中、学校の授業では足りないと感じる家庭がほとんどで、塾や家庭教師、オンライン学習で補うのが当たり前の様な風潮になってきています。

勉強も趣味も遊びも子供が思いっきり楽しめるように、これから新たに習い事を始めようというご家庭は、まずは目標(ゴール)を決めて、親の役割を確認し、無理ない環境で心からそれを応援できるか、話し合ってもらうことをお勧めします。