習い事がある生活

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忍者になれる教室?忍者ナイン体操教室

 


やる気スイッチグループ忍者ナインって?

スクールIEチャイルドアイズなどで有名なやる気スイッチグループが主催する 忍者ナインという体操教室はご存知でしょうか?習い事には無関心だった息子が、初めて興味を示し『習いたい』と言った教室はここでした。

忍者への憧れが強かった息子は、本気で忍術を学べると思って入会しましたが、実際は普通の体操教室でした。あらゆるスポーツに応用できる9つの運動能力を伸ばすプログラムは『走・跳・投・打・捕・蹴・組・リズム・バランス』という基本動作を練習し、運動神経の礎を習得します。

忍者という斬新な切り口でユニフォームのデザインにもこだわっており、忍者ブームである現代の子供達への刺激も強く、今まで自己流で楽しんでいた忍者ごっこから本格的な忍者修行へと、子供の意識も変わってきているようです。

バトルで培った小さい子を思いやる気持ち

レッスンプログラムの中に【バトル】と呼ばれる時間があり、幼稚園児から小学3年生までの、異学年で構成されたチームで対抗戦を行うのですが、チームで自分の役割を理解して戦術を練り、“どうしたら相手チームに勝てるのか”を先生抜きで話し合います。

その場を仕切るのが得意な子が率先して発言しますが、話を聞いていない子がいたり、ルールが理解できなかったり、作戦を練るだけでも大変なミッションです。先生のフォローも入り、ようやくバトルが始まると、ルールを理解できず間違えてしまった子にキツイ言い方をしたり、負ける事が続くと誰かのせいにしたり、感情を抑えきれずに乱暴な行動で、仲間と揉めてしまう子もいます。

しかし回数を重ねるうちに信頼関係が生まれ、チームの中で一番年上だった息子が自然と舵を切るようになり、上手くできなかった子のフォローを優しくしてあげたり、ゲームを通じて協調性・社会性が身に着いた様に感じます。

普段から友達の輪の中でリーダーシップがとれる性格ではない息子が、驚きの変化をし続けています。

スパルタ教育では子供は伸びない

習い始めてから5か月が経過しました。習い事ギリギリまで遊びに夢中になっている中、時間になるとあっさり友達と別れて、気持ちを切り替え、教室に入る姿にはとても感心しています。

先生は若い男性2人ですが、厳しく指導するのではなく一緒に楽しんでくれるお兄さん的な存在の様で、レッスン終了後もヘトヘトになるまで子供達と遊んでくれます。というのも、この教室の特徴に10歳以下の年齢にスパルタ教育は学術的にも逆効果である、という理念があり、常に楽しく遊びながら高い技術を習得できる指導方法を改良しているそうで、息子はこの時間が楽しくてたまらない様です。

息子が技術を習得し『やった~出来た~!』を先生も一緒に喜んでくれる姿を見ると、親としては嬉しい限りです。ただ親の本音としては月謝を払って通わせている以上、やはり効果を期待してしまいがちです。

そこで、忍者ナインを始める前と後の学校の体力テストの結果がどう影響しているか、学校からの返却を待ってこちらに結果を発表したいと思います。

忍者ナインに入る前と後では学校の体力テストに差が出るのか

息子が忍者ナインに入会したのは、H30年2月の事。当時は小学1年生でした。小学校に入学して間もなく体力テストが行われ、その結果を見た時に私は唖然としてしまいました・・・。握力、上体起こし、50m走などの記録をもとに結果が出るのですが、まさかのD判定

これは何かスポーツを始めて、身体を動かす機会を増やさないとマズイと感じていたところに、忍者になれる教室として息子の目に留まったのがこの『忍者ナイン』でした。

それから月日が流れて、息子も2年生になり通い続ける事8ヵ月目に突入しましたが、相変わらず楽しんで通っています。先日、ようやく2年生の6月に学校で行われた体力テストの結果が返却されました。

待ってました!きっと忍者ナインの効果が出てるんだろうな~いや、まだ測定したときは通って4ヵ月の頃だったし、それほど変化ないかな~などと、独り事をブツブツ。いざ、結果を見てみると・・・。なんと!前回と変わらず安定のD判定(笑)またまた唖然。

やっぱりこの教室は、『楽しい=甘い=驚くような効果は期待できない』ということなのでしょうか?勿論、この結果には個人差がありますし、比べるに値しない例を挙げてしまったのかもしれませんので、入会をお考えの方にはあくまで一例として思ってもらいたいのですが。しかし、総合判定だけでなく、個々の種目で結果を比べてみると、

【50m走】 → 1.70秒短縮
【立ち幅跳び】 → 3cmアップ
【ソフトボール投げ】 → 2mアップ

わずかですがちゃんと記録は伸びています。忍者ナインのメソッドにある『』・『』・『』の動作はきちんと習得出来ています。とは言え、こうした親の期待から子供がプレッシャーを感じないように、引き続き長い目で見守りたいと思います。

まとめ

忍者ナインに入会すると

あらゆるスポーツに応用できる運動神経の礎を習得できる

異年齢交流により協調性、社会性が身に着く

常に楽しく遊びながら高い技術を習得できる

小学校の体力テストの結果が若干良くなる(個人差があります)

初めての習い事選びは、何歳から何を始めるのが適切なのか、親が自分の判断で習わせる家もあれば、子供が自分の意思でやりたい事ができるまで習わせない家など様々だと思います。

我が家の場合は忍者が好きな事でたまたま習い事に繋がりましたが、始めるきっかけが何であれ、まず興味のある事や物に触れさせ、体験させてあげる事で子供の能力や性格に変化が現れるのだと実感しました。

決して強制するのではなく子供自らの意思でやりたい!と言った気持ちを全力で応援してあげられる心のサポーターになり、今後困難に直面し、挫ける事があっても、それを一歩乗り越えていく勇気を教えて、一緒に成長していきたいと思います。

忍者ナイン詳細
登録料 324円/月×12ヵ月=3,888(4月更新時は1年分 年度途中入会の場合月割計算)
スポーツ保険料 1,000(1年間適用の損害保険料)
スポーツウェア上下(90cm~130cm)6,868
スポーツウェア上下(140cm~150cm)8,242
月謝 8,640

※我が家は道場で開催されている教室に行っているので、素足でレッスンを受けていますが、教室によっては運動靴が必要なところもあるようです。

入会時にスポーツウェアは必須ですが、中古品でも良い方はメルカリで半値ぐらいで販売されていました。サイズが合えばお買い得ですよね。初期費用を抑えたい方は、調べてみてください。