習い事がある生活

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習い事から始まって、学歴ロンダリング&起業家へ?!


現在50代、個人事業主の女性です。仕事は日本語教師、大学院への進学指導中心の個人レッスンをしています。事業主になって3年、お蔭様でそこそこ繁盛しています。
 

初めは簡単な気持ちから

もともと以前から興味のあった日本語を【言語学的に学びたい】と思ったことがきっかけでカルチャーセンターで相談をしてみました。「それでしたら『日本語教師養成講座』で詳しく学べます。当校の講師陣は大学教授さんがほとんどで、『社会人の大学院』を目指しているんです」とのことでした。その講座を勉強すればもしかすると資格も取れるかも、と簡単に考えて受講を決めました。

コースが「日本語教師養成講座」として文科省から認められるためには、420時間受講しなければなりません。費用も総額で50万円強でしたが退職金があったのでそこから支払いました。私はあくまでも習い事気分で、週1回というゆるーい受講スケジュールに調整し、のんびり続けていました。周囲は「早く単位を取り終わって、早く日本語教師になりたい」と短期間にたくさん受講していましたが、私は日本語の語彙や文法を学ぶだけで楽しく感じて過ごしていました。

名誉教授に導かれて

ある時、とても教え上手で人気なT外国語大学名誉教授のクラスがあり「先生みたいになりたいです」と軽い気持ちで話したところ「放送大学3年生に編入して、言語学系の勉強をして。そこで卒業研究(=卒論のようなもの)を書きなさい」と言われ、その通りにやってみることにしました。

2年で必要単位を取得し卒業研究指導込みで約40万円でした。放送大学はテレビの視聴と教科書を使って黙々と一人で勉強し、単位認定試験だけは学校に集合して受けます。私は読書が好きだったので勉強はあまり苦になりませんでした。
 
卒業研究のおかげで論文の書き方もなんとなく分かったところで、先述の名誉教授から「じゃあ、次は早稲田の大学院へ進学よ」と軽く言われ、さすがに「それは頭が追い付かないと思います」と逃げ腰になりましたが、とりあえず受けてみるか、と受験。受験料は3万円程でしたが、どうせ落ちるのにもったいないな、と思いつつ受けたらなんと合格!!

在学中に奨学金(支給型)もいただいて、2年間で120万円ほどの負担で済みました。大学院では深い学びを経験し、知的な刺激をたくさん受ける毎日でした。正直、40代後半で家事もしつつ大学院で勉強をして、実習を受けてさらに論文を書くというのは頭にも身体にも楽ではありませんでしたが、知人が増えた事による繋がりで修了後は日本語教師になりました。

物事はやってみなければわからない

そこから同期の仲良し3人で「起業ってどうなんだろう?」と勉強会を始めて、結果それぞれが個人事業主になり、得意分野で起業しました。私はある時日本の大学院を受験したい留学生があまりにも多く、彼らが志望動機書などの文章作成に苦しんでいるのを見て、ここにビジネスチャンスがあると思い、留学生向けの大学院進学指導に絞った個人事業を始めました。同期3人のつながりを「社長会」と名付けて、今でも月1回、それぞれの課題を話し合ったり、マーケティングやセールスについての勉強も続けており、おかげ様でそこそこ順調に進んでいます。

きっかけは軽い気持ちで始めた習い事でしたが、最終学歴が二流私立大卒から早稲田の大学院修了へと変わりました。人は最終学歴しか見ませんから、これこそ学歴ロンダリング。さらに個人事業主になって好きなことを仕事にしています。習い事から始まった一発大逆転。物事はやってみなければわからない、と痛感しています。